リゾートのイメージが強いフィジーですが、旅行の際、どのような服装で行けば良いのか悩む人もいるでしょう。天気の移り変わりにはどのような特徴があるのでしょうか。気候条件やフィジー旅行の際の服装の注意点などを解説します。
目次
フィジーの現在の天気と週間予報
フィジーの週間天気予報
フィジーには雨季と乾季がある
南太平洋に浮かぶ330以上もの島からなる島嶼国フィジーは、熱帯雨林気候に属する常夏の国です。年間の平均最高気温は約30℃、平均最低気温は常に20℃超えと、一年中温暖な気候に恵まれています。
南半球に位置するため日本とは季節が逆になり、四季はありませんが、雨季(12月頃から4月頃)と乾季(5月頃から11月頃)があります。
また、ビチレブ島は南東から吹く貿易風の影響もあり、島の南東部や内陸の山間部に雨が降りやすい一方、南西部や北部は降水量が少なく乾燥しているためリゾート地が集中する傾向にあります。
フィジー(ナンディ)の年間平均気温と降水量
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
最高気温 / ℃ | 31.5 | 31.6 | 31.3 | 30.7 | 29.7 | 29.0 |
最低気温 / ℃ | 22.8 | 22.9 | 22.8 | 21.8 | 20.2 | 19.2 |
平均降水量 / mm | 343 | 292 | 341 | 160 | 89 | 65 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
最高気温 / ℃ | 28.6 | 28.7 | 29.3 | 30.3 | 31.3 | 31.5 |
最低気温 / ℃ | 18.4 | 18.6 | 19.3 | 20.5 | 21.8 | 22.4 |
平均降水量 / mm | 45 | 65 | 70 | 102 | 132 | 178 |
フィジーの雨季の特徴は?知っておきたいサイクロン事情
フィジーは12月頃から4月頃までにかけて雨季を迎えます。首都スバがあるビチレブ島の南西部や内陸の山間部は、他の地域に比べて降水量が多く湿気も高くなります。しかし、雨季といっても日本の梅雨のように雨が降り続くことは稀で、スコールと呼ばれる短い時間に集中的に降る雨が特徴です。
大雨が降ると、川が氾濫し、洪水や浸水被害が起こることもあるのでご注意ください。また、海域で発生した熱帯低気圧が発達して、島にサイクロン被害をもたらすこともあり、多くの犠牲者を出した前例もあります。サイクロンに関する情報は、天気予報などであらかじめ知ることができるので、計画を立てる際には考慮に入れることをおすすめします。
フィジー観光に最適な服装をチェック!
年間を通して温暖な気候のフィジーは、どの季節も日本の夏服のまま訪れることができます。雨季の間は蒸し暑く感じる日もあるので、風通しの良い服装や、突然の雨で多少濡れたり汚れたりした場合に対応できるよう、服を多めに準備しておくと安心です。乾季は、爽やかで過ごしやすい晴れの日が多くなりますが、朝晩には気温が落ちて肌寒く感じることもあります。脱ぎ着できるような羽織物などがあると重宝します。
ビーチやリゾートで過ごすにはビーチサンダルで十分ですが、屋外アクティビティに参加する際は、足元が不安定な場所もあるので、つま先やかかとが覆うことができるスニーカーやトレッキングシューズの用意をおすすめします。熱帯雨林に入る場合は虫除け対策もお忘れなく。
なお、ヒンドゥー教の寺院や現地民の伝統的な村などを訪れる際は、現地の風習やしきたりを尊重して、帽子やサングラスを外したり肌の露出を控えたりするのが基本です。
フィジーに旅行するならベストシーズンはいつ?
フィジーの観光シーズンは乾季にピークを迎えます。特に、降水量が少なく気候が比較的安定している6月から9月にかけては、日本の夏休みの時期とも重なり、ホテルやレジャーの予約が取りにくくなることもあります。とはいえ、フィジーは雨季と乾季に分かれているものの、リゾートやホテルが集まる西側の地域は降水量が比較的少なく年間の気温差も小さいため、どのシーズンも旅行するのに適しているといえます。水温の年間平均温度も25℃前後と、一年中マリンスポーツを楽しむことができます。ただし、オフシーズンにあたる1月下旬から4月頃までの間に休業に入るリゾートもあるので必ず事前にチェックしましょう。
UV対策を忘れずに
温暖で乾燥しているフィジーの気候は、日本の夏に比べて爽やかで過ごしやすいと感じるかもしれませんが、紫外線の量は日本の7倍近くあるといわれています。屋外で過ごすことが多い日は特に紫外線対策に気を配りましょう。日焼け止めクリームに加えて、つばの大きめの帽子やサングラス、UVカット素材を使用した上着などの準備をおすすめします。