フィジーの治安は大丈夫?危険な場所や安全対策をチェックしよう

フィジーと聞くと、「南太平洋に浮かぶ常夏の楽園」というプラスのイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。明るくハツラツとした印象の国ですが、いざ実際に足を踏み入れる場合、やはり気になってくるのは現地の治安。気をつけるべき場所や注意することを事前に頭に入れて、滞在を楽しみましょう。

フィジーの治安はどう?危険度について

「楽園」のイメージが先行するため、危険な印象は薄いフィジーという国。しかし、緩んだ気持ちのまま、準備することなく入国すると、痛い目にあってしまうかもしれません。

外務省による危険レベルは1

外務省が発表しているフィジーの危険レベルは1(十分注意してください)。「その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です」と説明されています。

レベルは4段階に分かれており、1はその中でも軽度な危険を示すもの。同じレベル1の国は、カナダやインド、インドネシア、モロッコなどが挙げられています。気をつけた方が良いものの、常に危険がつきまとうような渡航先ではないことがわかります。

クーデターが多い?政治情勢

民族問題や政治問題に起因して過去4回、クーデターが発生しています。しかし、2014年に総選挙が実施され、新しい内閣が誕生して議会も開催されました。それ以降は情勢は安定しています。

フレンドリーな国民性だけど……

フィジーの国民性は、底抜けに明るいもので友好的です。ただ、日本人よりも体格が勝っているため、不利な日本人に対して起きた傷害事件なども報告されています。もちろん良い人がほとんどですが、夜は不用意に出歩かない、日中もなるべく複数人で行動するなど、最低限の注意は払っておいた方がよさそうです。

フィジーで注意したい5つのこと

フィジー滞在中に、具体的に気をつけるべき点を6つピックアップしてご紹介します。中には、ほかの国を訪れた際には心配してこなかった注意点も含まれています。実際に発生した事件や起こりうる事態を知った上で、巻き込まれないように行動するように心がけましょう。

スリやひったくり

パスポート

フィジーの刑事事件の中で最も多いのが対物犯罪(窃盗や強盗)です。これだけで全体の51%を占めています。

内容としては、ホテルに戻る帰路で、背後から羽交い締めにされて金品の入ったバッグを奪われたり、「観光地を案内する」と親しげに話しかけてきた現地人に、市内に連れ出された後、金品を強奪されたりしています。

また、空港や観光船、レストラン、ホテルの敷地内でのひったくりや置き引きも多数発生しているので注意が必要です。バス停でバスを待っている間に、バッグに手を伸ばされて財布を抜き取られたり、バス移動中に寝てしまい、気づいた時にはバッグがなくなっていたりといった、不注意が要因のケースも多くあります。

盗難対策

  • 早朝や夜間に人通りの少ない場所を出歩くことは避けましょう
  • 不審な人物に狙われていないか周囲を警戒し、所持品はしっかりと携帯しましょう

クレジットカードのスキミング

クレジットカード

2015年12月以降、ホテルや商店、銀行のATMでカードを使用した数日後に、国内や海外でカード情報が悪用されるといった、スキミング被害が多発しています。カードは便利なので活用したくなりますが、フィジー国内では注意が必要です。もし被害にあったら、慌てず落ち着いて、まずはカード会社に連絡してください。

スキミング対策

  • ATMは周りに人がいないか確認してから利用しましょう
  • カードは複数枚持っていき、別々に保管してリスクを分散させましょう
  • 滞在中もカードの利用明細をマメに確認しましょう
  • 念のためカード会社の緊急連絡先を控えて持っておきましょう

詐欺やタクシーでのぼったくり

フィジーのタクシー

空港周辺や観光地で、「安いホテルやツアーを紹介する」と言って近寄ってくる偽ガイドや、親しげに近寄ってきて名前を尋ね、素早く名前を木彫りに彫り込み、法外な値段で売りつける土産屋の店員といった、詐欺の被害が発生しています。

また、ナンディ国際空港周辺では料金メーターを使用しないタクシーもあり、観光客が法外な料金を要求されるケースも複数報告されています。

詐欺やぼったくりにあわないために

  • 土産物は複数の店で価格を確認し、商品に値札が付いている店で購入しましょう
  • 親しげに話しかけてくる人は警戒して無視するか、はっきりと断わる意思表示をしましょう
  • メーターのないタクシーはなるべく利用しないようにしましょう

津波やサイクロンなどの自然災害

タベウニ島の村

フィジーは環太平洋造山帯に連なるため、地震による津波災害の可能性がある国です。また、近年の地球規模での気象変動の影響を受け、過去例をみない大型サイクロンが上陸・接近するといった自然災害の可能性が高まっている地域とも懸念されています。

万が一、災害が起きた時に沿岸部に滞在している場合は、高潮の発生に注意し、内陸部へすみやかに避難するといった、命を守る行動を心がけましょう。

自然災害への対策

  • 関係機関や報道から、最新のサイクロン情報の入手を心がけましょう

違法薬物

フィジーでは違法薬物(マリファナ、覚せい剤、その他脱法ドラッグ)の製造、所持、取引などの犯罪が増加傾向にあり、取り締まりが強化されています。違法薬物に関する最高刑は、所持だけでも終身刑と極めて重く、違反した場合は外国人といえども例外的な扱いはありません。

中には、土産店周辺や路上、ナイトクラブなどで観光客に麻薬らしき物を売りつけたのちに、捜査協力の奨励金目当てに警察に密告する悪質なケースも。観光客だからといって「知らなかった」では済まされないので、注意が必要です。

薬物のトラブルに巻き込まれないために

  • 夜に狭い路上や裏路地には行かないよう心がけましょう
  • 怪しい物を押し売りされそうになったらきっぱりと断りましょう

フィジーで危険なエリアはどこ?

スバの大通り

地域別で見ると、首都圏、及び西部地区は、各種犯罪の発生件数がそのほかの地域に比べて多い傾向があります。具体的には、スバ、ラウトカ、ナンディタウンなど、人口の多いエリアには注意が必要です。

首都スバとその周辺

車両の盗難や車上荒らし、バールやケーンナイフを使用した複数犯による金融機関・商店・富裕層宅を狙った犯罪が多発しています。また、昼夜問わず、路上でのスリやひったくり事件なども数多く起きており、旅行者が被害に合うケースも発生しているようです。土産物を販売している周辺では麻薬の売人もうろついており、馴れ馴れしく声をかけてくる人には注意しましょう。

西部地区のラウトカ、ナンディ

日本人留学生や長期滞在者、旅行者を狙った強盗、窃盗(スリや置き引き、ひったくり)が多発しています。また、土産物を販売する商店を中心に、商品を押し売りされる被害が多く報告されているようです。ナイトクラブでは、大麻などの違法薬物の購入を持ちかけられる場合も。決して購入したり、吸引したりしないでください。

危険なエリアはなるべく避けつつ、立ち寄る場合は周りに特に気を配るなど、自分の身は自分で守る行動を心がけましょう。

気の緩みが一番の原因!身の回りに気を配り安全な旅を

海外リゾートに行くとなると、どうしても気が大きくなってしまうものです。しかし、その気の緩みこそが、トラブルを引き起こす原因になるかもしれません。

気さくに声をかけられたから軽い気持ちでついていくなど、普段日本でしないような行動は、フィジーでも絶対にしないよう心がけましょう。また、慣れてきたころが一番危ないともいわれますので、安全で楽しい旅になるよう、滞在中は常に意識して身の回りや所持品に目を配るようにしてください。

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