フィジーで買い物や食事を思いっきり楽しむためにも、現地のお金事情は事前に知っておきたいですよね。クレジットカードでの支払いはスムーズなのか、現金の貨幣の種類はどれくらいあるかなど、お金に関する基本情報をまとめました。
目次
押さえておきたいポイント
- フィジーの通貨はフィジードル
- 1ドル=65〜70円
- 現金両替はフィジー現地で
- クレジットカードは複数枚持っていこう
- フィジーではチップは不要
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フィジーの通貨の種類
通貨単位はフィジードルとフィジーセントの2種類。1フィジードルが100フィジーセントになります。紙幣は5、10、20、50、100フィジードルの5種類。ポリマー製のため、水に強くしなやかな紙質です。紙幣に描かれているのは、「クラワイ」と呼ばれる赤いオウムの一種や、「ベリ」と呼ばれる美しい淡水魚など、カラフルで南国らしいものばかりです。
硬貨は1、2フィジードル(金貨)と、5、10、20、50フィジーセント(銀貨)の計6種類があります。表面に描かれているのは、可愛らしい熱帯魚やナポレオンフィッシュなど、紙幣同様、トロピカルなモチーフたち。コイン自体をお土産として渡しても喜ばれそうですね。
ちなみに、2024年11月26日の為替レートは、1フィジードル=67.65円となっています。
両替は現地がおすすめ
日本国内では、フィジー通貨を取り扱う銀行は少なく、レートもそこまでよくないので、事前に両替していく必要はありません。現地では、空港や銀行、両替所などでいたるところで両替することができます。空港での両替は手数料が取られる場合もありますが、そのあとの移動を考えるならば、到着時に両替しておくと良いでしょう。
パッケージツアーで渡航する方は、フィジー到着後、現地の旅行会社スタッフに両替場所を尋ねましょう。
クレジットカードが必須のわけ
クレジットカード払いは現金払いよりもお得?
フィジーでは、多くの場合現金払いよりもクレジットカード払いの方がお得になることはご存知でしょうか?
現金両替の際には必ず手数料が発生します。両替する場所にもよりますが、だいたい3〜10%の手数料が引かれてしまいます。一方、クレジットカードの海外利用手数料は1.6%〜2.2%程度。お店に支払うカード利用手数料がかかったとしても現金よりお得になる場合が多いです。クレジットカードで支払いできる場所では、積極的にカードを使っていきましょう。
クレジットカードの種類としては、VISAかMasterCardがおすすめです。JCBが使えるお店も増えてきてはいるものの、まだまだ使えないお店も多いです。
クレジットカードを使えば現地ATMでフィジードルが引き出せる
海外キャッシング機能が付いたクレジットカードを選べば、フィジーのATMで簡単に現金を引き出すことができます。ATMは比較的見つけやすいので、現金が足りない時に便利です。レートについても、返済時期やATM手数料にもよりますが、現金両替よりお得になることが多いですよ。
海外旅行保険付きのタイプも
海外旅行において、必須となるのが保険の加入。ある程度金額がかかってしまうので、躊躇する気持ちもわかりますが、万が一に備えてぜひ入っておきたいものです。
一部のクレジットカードには、特典として無料で海外旅行保険が付いてくるものがあります。海外旅行保険が高いと感じる人は、年会費無料で海外旅行保険が付いてくるクレジットカードを持参して、もしもの場合に備えましょう。複数種類のクレジットカードを持っていけば、それぞれのカード会社の補償が合算されるのでより安心です。
なお、自動付帯や利用付帯など、カード会社によって条件が異なりますので、事前に必ず確認しておきましょう。
便利なクレジットカードの落とし穴
クレジットカードは多くの場所で使えるものの、基本的にフィジーでは現金を持ち合わせておくことをおすすめします。タクシーや屋台、市場や一部の店舗ではカード使用不可のところもまだまだあるので、完全なキャッシュレス生活は全日リゾート滞在などでない限り難しいでしょう。
また、クレジットカード支払いの際にお店によっては、日本ではあまり馴染みがない「カード利用手数料」がかかる場合があります(合計金額の2〜4%程度)。クレジットカードで会計をする前に店員さんが声をかけてくれるはずなので、聞き逃さないようにしてください。
フィジーではチップは不要
海外ではチップの文化があるところもありますが、フィジーでは基本的にチップは必要ありません。レストランやホテルでも、請求された通りの金額を支払うだけでいいので安心ですね。
今回は、フィジーでのお金事情についてご紹介しました。フィジーではスリや置き引きなどの軽犯罪も発生することがありますので、くれぐれも身の回りの所持品には注意して、安全な旅行を楽しんでください。