海外旅行でいつも時差ボケに悩まされるという人は多いのではないでしょうか。フィジーは日本との時差が比較的少ない国のため、いつも時差ボケが辛いという人にもおすすめの旅行先です。ここでは、フィジーの時差に関する情報と、世界的にも大変珍しい、フィジーの日付変更線が通る島についてもご紹介します。
目次
日本とフィジーの時差
フィジーは経度180度、日本は東経135度ですから、その差は55度です。経度15度で時差は1時間なので、日本とフィジーの時差は3時間になります。
フィジーの現地時間は、日本より3時間先に進んでいます。たとえば、日本が午前10時の時、フィジーは午後1時です。
フィジーのサマータイム
フィジーでは以前サマータイムを採用していた時期がありました。昨シーズンはサマータイムは採用されませんでしたが、また採用されることがあるかもしれません。その場合は日本との時差は4時間になります。11月から1月頃にフィジーに渡航される場合はサマータイムについて注意しましょう。
島によって時差は違うの?
フィジーは、日本と同じ1タイムゾーンを採用しており、国内ではどの地域でも同じ時刻を使っています。フィジーには大小合わせて300以上の島がありますが、どの島に滞在していても同じ時刻が使われます。
フィジーは世界一早い日の出が見られる
日本は極東の地ともいわれていますが、実はフィジーは日本よりも東側にある数少ない国のひとつです。フィジーは地理的に経度180度線にまたがっています。経度180度といえば、日付変更線が走っているところ(実際には、日付変更線は一つの国で日がまたぐことがないように経度180度を目安に島や陸地は避けて置かれています)。つまり、フィジーでは世界でいちばん早い日の出を見ることができるのです。
日付変更線があるタウベニ島
フィジーで3番目に大きな島タベウニ島は、経度180度線が通る場所としても有名です。経度180度線はほとんどが海の上なので、陸地に通っているのは世界的にも非常に珍しく、タベウニ島にある日付変更線の看板を目指してやってくる観光客も多くいます。タベウニは、「同じ島に昨日と今日が存在する、時空を超える島」。そう考えるとロマンを感じますよね。
地元の人の話によると、実際に昔は経度180度線を境に島の時間が二分されていたようです。国際化が進むにつれて人々の生活に支障をきたしてきたため、日付変更線の位置を変更し、今では国内全て同じ時刻を使うようになったそうです。
世界の主要都市とフィジーの時差
世界標準時とフィジー現地時間の差は12時間です。ちょうど半日フィジーが先に進んでいます。世界の主な都市とフィジーの時差を見てみましょう。
ヨーロッパ方面との時差
- ドバイ:8時間(サマータイムでは9時間)
- モスクワ:9時間(サマータイムでは10時間)
- ローマ・パリ・マドリード:11時間
- ロンドン:12時間
アメリカの主要都市との時差
- ニューヨーク:16時間
- シカゴ:17時間
- ロサンゼルス・シアトル・バンクーバー:11時間
- ホノルル:23時間
アジアの都市との時差
- ソウル:3時間(サマータイムでは4時間)
- 香港・上海・北京:4時間(サマータイムでは5時間)
- デリー:6時間(サマータイムでは7時間)
フィジー旅行の時差対策
時差ボケは、一般に4〜5時間程度の差があると起きることが多いといわれていますから、フィジーがサマータイムの期間が少し気になります。
成田からフィジーのナンディ国際空港までは、直行便で9時間弱です。行きは成田を夕方に飛び立ち、ナンディに翌日の早朝到着のフライトになります。たとえば、夕方の4時30分に成田を出発するとナンディ到着は日本時間で午前1時30分ですが、フィジー現地時間では午前4時30分です。日本から直行便で行く場合は真夜中に現地に到着するので、眠たいまま動きだすことになるかもしれません。
直行便で帰路の場合、フィジーを真夜中に出発し、日本時間の翌朝6時過ぎに日本に到着します。夜間のフライトで帰国後は眠くなっても少しの昼寝程度にすれば時差ぼけ予防になりそうです。