フィジーといえば美しい海やリゾートが有名ですが、もちろんアクティビティはマリンスポーツだけではありません！今回は、手付かずの自然が残るエリアで優雅＆爽快な川下りができ、さらには伝統的な村への訪問して文化体験もできる人気アクティビティ「シンガトカ・リバーサファリ」をご紹介します。
目次
自然豊かなシンガトカで爽快ジェットボート＆文化体験
シンガトカはフィジー本島の南部にある自然豊かなエリアで、ナンディ国際空港からは車で約1時間の距離にあります。フィジー国内の野菜や果物の約7割が生産される一大農業地帯でもあり、「フィジーのサラダボウル」とも呼ばれています。
フィジー本島の内陸からシンガトカ河口まで全長約120kmを流れる「シンガトカ川」は、流れが穏やかで昔から周辺に住む人たちの生活用水としても欠かせない存在です。そんなシンガトカ川をジェットボートで駆け抜ける「シンガトカ・リバーサファリ」は、海外の旅行者を中心に人気を集める注目アクティビティのひとつ。今回は、実際にアクティビティに参加してきた様子をレポートしていきます。
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シンガトカタウンで受付
今回のツアーは、ジェットボートでシンガトカ川を駆け抜けるアクティビティと、途中、川辺にある村に立ち寄りランチ休憩をしつつ地元の人とも交流ができる盛りだくさんな内容です。
ホテルからの送迎バスにて、シンガトカへ。土産品店「Tappoo」内の専用の機械で登録を済ますと、受付の人からミネラルウォーターとオリジナルのスル（腰巻きの布）を渡されました。
途中訪問する村で身に着ける必要があるのだそう。帰りにはそのまま持ち帰れるとのことで、「SIGATOKA RIVER SAFARI」のロゴ付きでお土産にも良さそうです。
受付が完了したら、再びバスに乗り込み、45分ほどかけジェットボートの発着地まで移動します。
気分はRPG！シンガトカ川を優雅にリバークルーズ
ジェットボートの出発地点に着いたら、注意事項の説明を受け、それぞれライフジャケットを着用します。準備が整ったら、いよいよリバーサファリへ出発です。
行きのジェットボートでは、船長さんがフィジーやこの地域の歴史や文化などを説明しながら、優雅に川下りをしていきます。
驚くことに、船を進めていくと川の両岸から地元の子ども達や馬を連れた村人が続々と現れてきました。さらに、みんな満面の笑みで元気に手を振ってきてくれます。子どもだけでなく、おじさんも、おばあさんも、もれなく全員です。
まるで気分はRPGの世界。海外にジェットボートのアクティビティは数あれど、なかなか他の国では味わえない貴重な経験ではないでしょうか。
伝統的な村へ訪問
約1時間のジェットボートの旅を終え、川の中腹にある村へと案内されます。フィジーの伝統的な村では、女性は足の露出が厳禁とされているため、村に入る前に受付でもらったスルを着用し、注意点などの説明を受けます。
訪れたケイヤシ村（Keiyasi Village）はとてものどかな村。村人の家が転々とあり、放し飼いの鶏がいたり、訪れた時期がホリデーシーズンだったため、子ども達が裸足で駆け回っている様子も見られ、癒されます。
カバの儀式
まずは村の集会所に案内されます。村長の挨拶のあと、村の男性達によるカバ（kava）の儀式が行われました。
カバとは、ヤンゴーナというコショウ科の植物の根っこをすり潰し、それを水で漉して飲むフィジーの伝統的な飲み物です。村のお祝い事などには必ずこのカバをみんなで飲む風習があります。
色はミルクティーのような濁った薄茶色。甘みや塩味はなく、少し漢方に近いような風味がします。
フィジー料理のおもてなし！ランチタイム
カバの儀式が終わったら、お待ちかねのランチタイムです。蒸したキャッサバやココナッツ風味の炒め物、甘いフルーツなど、フィジーならではの家庭料理を参加者みんなで輪になっていただきます。
最後には村の人達とツアー参加者みんなで歌って踊ってのお楽しみ会です。フィジーの人たちはみなさん暖かく、人を楽しませることがとても上手。帰るのが名残惜しいほど、あっという間の楽しい時間でした。
ずぶ濡れ必至の爽快ジェットボート
村を後にした一行は、帰りのボートで元の場所まで戻ります。帰りは行きの優雅な船旅から一転、高速で川を上っていったり、水しぶきを浴びながら猛スピードで回転したりと、昼食後の眠気が一気に吹き飛ぶほどの豪快な道のりでした。
シンガトカタウンに戻るのは午後2時過ぎです。その後送迎バスにてホテルへ。ホテルに戻ってもまだ明るい時間というのは嬉しいですね。
フィジーでしか味わえないおすすめアクティビティ
シンガトカ・リバーサファリは、綺麗な海やリゾートにはない、フィジーのローカルな雰囲気が楽しめるアクティビティです。地元の人と交流してみたい人や、アクティブ派の方にもおすすめですよ。ここでしかできない体験を、ぜひ味わってみてください。
